「国内2次元CADを世界標準にする」
「ITプロダクトで世界へ」
この2つの思い(ミッション)で起業しました。
“ガラパゴス化”した国内CAD市場を変える
一つ目の背景には、当時の国内2次元CAD市場が世界のスタンダードとは異なっていた状況があります。国内ベンダーがマーケットを寡占し、各社のCADフォーマットもばらばらでした。そのため、異なるCADを採用した企業間では、付加価値を生まないデータ変換作業が常態化していたのです。事実上DWGフォーマットに統一されていた欧米はもちろん、新興国に対しても日本企業は生産性で遅れを取ってしまう。そんな“ガラパゴス化”した状況を目の当たりにし、何とか変えたいという思いを強くしました。
チェコで知った「志の差」
二つ目の「ITプロダクトで世界へ」この思いの原点は、起業前にチェコのソフト会社を訪問した時にあります。自分は、日本市場攻略のためCADアプリケーションを必要とした中、自社開発するより海外製のものを輸入したほうが手っ取り早いと考えていました。しかし、交渉の場で彼らと会話する中、その志の差に愕然としました。日本市場しか考えていなかった自分と、まだ貧しいチェコの国を豊かにするため世界へ進出し、外貨を稼ぎたいという思いでビジネスに取り組んでいる彼ら。その差に恥ずかしくなった。その時に、今はできないけれど、いずれ自分たちも世界に出たいと思いを強くし、それを創業時のミッションとしました。
25年が過ぎて振り返ると、一つ目のミッションはすでに一定の役割を終えましたが、残念ながら「ITプロダクトで世界へ」というミッションは、いまだ手つかずのまま残っています。